近所のフィールドに、冬になるとキセキレイがやってくる。
キセキレイは、水の残っている水田で忙しそうに採食していた。
忙しそうに歩き回っている割にはあまりたくさん餌にありつけているようには見えない。ときどき虫の幼虫や小さなミミズらしきものなどを食べていたが、餌が少ないのか、こんなものなのか、どっちなのだろう。ときどき飛んでいる虫も首を伸ばしてキャッチしようとしていた。
キセキレイはとても見た目がスッキリしている。色といい、爽やかさといい、個人的にはレモンサワーと呼んでいる。
でっかいカメラで鳥を撮っているとよく、「珍しい鳥がいますか?」と声をかけられる。結構返答に困るので、ワンパターンで返答することにしている。
まずそういう場合は珍しい鳥ではない(珍しい鳥ならカメラマンが数百人並んでいる)し、珍しくないけれどもそこにいるのは珍しい場合もあるし、鳥に関心ない人にとっては珍しい鳥の名前を言ってもぽかんとさせるだけだし、、、。「いや、普通の鳥です」と言うのもすげなくされたと思われそうだし、なぜ普通の鳥を撮っているのかというのを長々説明するのも面倒だし、相手も求めていないだろうし。
ということで、だいたい「ここはいろんな鳥がいるみたいですね~、何か撮ったらうれしい鳥がいないかなと探しているところです」と言うようにしている。そうするとだいたい相手からは「そういえば○○がいたと聞いたことがありますよ」とか、「昔は鳥がたくさんいたのに最近はめっきり減りました」とか返ってきて、丸く収まる感じである。
鳥を撮るのも人にいろいろと気を遣うものだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿