3日前に見たのと同じ場所に、まだカルガモたちの家族がいた。
田んぼにあがれる雛と、あがれずに用水路を右往左往している雛たちとに分かれてしまっていた。田んぼにあがった雛たちは親鳥の近くで居眠りしたり親鳥と一緒に餌を探したりと、安心しきった様子。用水路の雛たちは、何とか田んぼにあがろうと行ったり来たりしている。
はじめ田んぼにあがっている雛は3羽で用水路に4羽いたが、どうやってあがったのか、いつの間にか田んぼの上の雛が4羽になり用水路が3羽になっていた。飛び上がって登れたようではなかったので、せき止められている手前とは反対のほうに大きく回ると上に登れるのではないかと思う。しかしカルガモの雛たちに「急がば回れ」と言っても聞いてくれないだろう。
3日前に見たときは12羽いたのに、自然界は厳しい。この辺はカラスが多いので猶更、雛たちには厳しい環境だろう。
しかしよく考えてみると、親鳥の2羽がなくなるときに、ここで生まれた雛のうち2羽が生き残っていれば、カルガモの頭数は維持されることになる。親鳥たちは何年間、子どもを産み育てられるのか知らないが、仮に3年間、3回子を成すとして、毎回12羽が孵るとすると、世代をつなぐには36羽の雛のうち2羽だけでも生き残っていれば、個体数が維持されるわけだ。
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