2017年5月31日水曜日

田んぼに水が入り、いろいろな鳥たちがやってきた 5月下旬

もう夏かと思うくらい暑い日が続くなか、近所の田んぼに水が入った。

そうすると、またいろいろな鳥たちがやってきて、思い思いに田んぼを利用している。



空屋根FILMS#205 スマホ野鳥 コチドリ 田の畦にうずくまる 5月下旬


コチドリがやってきて餌をついばんでいたが、しばらくして田んぼの畦にうずくまった。卵もないから擬傷行動でもないだろうし、ネットで調べるとコチドリはうずくまってお腹をすりすりしてくぼみを作って巣とする、とあるので、巣作りの下見か、それとも抱卵の練習なのだろうか。はたまたそれとも土に同化して隠れているつもりなのかもしれない。川で見かけたときは気づかなかったが、こうやって改めて見ると、コチドリは土や泥、砂に対して保護色なのがよくわかる。



空屋根FILMS#206 スマホ野鳥 ツバメ 田んぼで巣材集め 5月下旬

稲穂がよく練りこまれた田んぼは、ツバメたちに最高の巣材を提供してくれるのだろう。ツバメたちが四方八方から次々とやってきて、巣材になる泥と藁を銜えて何度も往復している。一度に運べる量はほんの少しだろうから、あのような立派な巣を作り上げるには、何百回、何前回という往復が必要だろう。

見ていると、まず最初に藁を銜え、それを泥に押しつけるようにして泥をたくさんくっつけて持っていくようだ。少しでも効率よくやろうというツバメの知恵だろうか。

田んぼの水を飛びながら飲むツバメもいたが、素早すぎてちゃんととらえることができない。これはまた次の宿題となった。




鳥を撮るのに夢中になっていて、あやうくホタルの時期を逃すところだった。




空屋根FILMS#204 自然観察HD ゲンジボタル 寺家ふるさと村 5月下旬



ホタルの撮影は、どのくらいの露出がいいのかよくわからない。明るすぎると夜の雰囲気が出ないし、でも暗いと真っ暗に黄緑の点が点滅するだけになってしまう。

とりあえず、ホタルを鑑賞する人々を中心に撮ろうということで、今回は明るめにしてみた。



空屋根FILMS#187 スマホ自然観察 ゲンジボタル 寺家ふるさと村 5月下旬

さらに1週間前にこの辺がピークだろうと思った頃にとった動画。結果から言うと、ピークはまだ先だったようだ。

ホタルの光は魅力的だけど、ホタルそのものはただの虫だなあと思う。もしすごい明るくとれるカメラがあってホタルを鮮明に写せたとしても、あまり意味がないのかなと思う。でも暗いと何を撮っているかもわからないし、つくづくホタルを撮るということは折り合いの付け所が難しい。

カワセミの子育て 5月下旬

カワセミの雛たちが巣立って、3日目の様子。



空屋根FILMS#210 野鳥4K カワセミ 3羽も子がいると親は朝大忙し 5月下旬

早朝の暗い時間から、親鳥は何度も何度も幼鳥たちのところに魚を運んでいた。
どの子に餌を与えるのか、どのように選んでいるのだろう。見ている限りではとりあえず目の前に魚を突き出してみて、食いつきがよい子に与えるようにしているように見えた。

親鳥は一瞬だけ3きょうだいと一緒に休んだが、すぐにまた餌を捕りに行った。

幼鳥は羽繕いをしたり水浴びしたりして親を待っている。一匹の幼鳥が水面に飛び込んで濡れた落ち葉を銜えて木の枝に戻った。落ち葉を魚に見立てて練習しているのか、数回とまっている枝に叩きつける練習をしていた。何事も練習は大切である。



空屋根FILMS#208 スマホ野鳥 カワセミ 巣立って3日目朝の3きょうだい 5月下旬

早朝、3きょうだいが仲良く1本の蔦にとまっていた様子。



空屋根FILMS#207 スマホ野鳥 カワセミ 巣立って3日目の幼鳥の様子 5月下旬

それぞれ思い思いの場所で親が餌を持ってくるまでの時間を過ごしていた。
ちゃんと目立たないように、暗いところで羽繕いをしたりしていた。




空屋根FILMS#203 野鳥4K カワセミ 巣穴掘り 5月下旬

お腹を空かせた幼子たちが3羽もいて、巣立って3日しかたっていないのに、カワセミの親鳥たちは、夕方薄暗くなると新たな巣穴を掘り始めた。


富士山麓で出会った野鳥たち その1 5月下旬

またまた富士山麓に野鳥を探しに行ってきた。




空屋根FILMS#201 野鳥4K コルリ さえずり 富士山麓 5月下旬


2週間前にもこの場所を訪れたが、その時よりも、コルリがたくさん入っていた。明るいブナ林の中で、コルリがそこかしこでさえずっている。

声の大きさからすぐ目の前、まっすぐ正面当たりでさえずっているはず、にもかかわらず、なかなか発見することはできない。。しかも、明るい森なのに撮ることができたのは暗いところにいるところばかり。



空屋根FILMS#202 野鳥4K ジュウイチ コルリの森でさえずり 富士山麓 5月下旬

コルリを一生懸命見つけようと目を凝らしていると、頭の上に、でっかい鳴き声をあげながら、ジュウイチが飛び込んできた。

声が大きすぎて、コルリにもその存在はバレバレだと思うが、ジュウイチは気にせず大きな声でさえずっている。ジュウイチにしてみれば、コルリは育ての親であるわけなので、親に出会った嬉しさで大きな声で呼んでいるのかもしれない。



空屋根FILMS#215 野鳥4K イカル つがいで巣材集め 富士山麓 5月下旬

コルリの姿を探していると、正面の枝でイカルが木の筋を剥ぎはじめた。どうやら巣材を集めているようだ。落ちている枝や草でもよいだろうにと思うが、わざわざ生木から木の筋をとっている。彼らの好みは新鮮で丈夫な巣材なのだろうか。ペンチのようなくちばしをしているからできる技だ。



空屋根FILMS#216 野鳥4K キセキレイ さえずり 富士山麓 5月下旬

そろそろ切り上げようかと山を下りる途中、池から突き出した杭の上で、キセキレイが羽繕いをしながら気持ちよさそうにさえずっていた。鳥たちにとっても5月のさわやかさは気持ちがよいのだろう。


空屋根FILMS#200 動物4K オコジョ 富士山奥庭 5月下旬

野鳥を撮りに富士山の奥庭に登ったら、嬉しいことにオコジョに会えた。







今年度はオコジョを撮るぞと計画していたところだったが、こんなところで偶然出会うとは。まったく想定していなかった。

後でネットで検索してみると、これまで実績があったのだと知った。



動物は、一定の生息環境があれば、それは生息している可能性大なのだから、どこにいるとかいないとか、ではなくて、生息環境を調べて知ること、その場所の環境から何がいる可能性があるかを考えることが必要だなと。



これまでも山で見かけたことがあったが、その時は撮影する気がなかったから思わなかったが、いざ撮影しようとすると、噂にたがわず、えらいすばしっこい生き物だ。これはちゃんと撮影するためにはいろいろな準備と工夫と心構えが必要だ。


カワセミの雛たちが巣立った日 5月下旬

近所のカワセミの巣、この日無事に3羽の雛が巣立ったようだ。1羽は前日のうちに巣立っていたのかもしれない。とりあえず、この日、雛を3羽確認できた。




空屋根FILMS#197 野鳥4K カワセミ この日3羽無事に巣立ったようだ 5月下旬



空屋根FILMS#198 野鳥4K カワセミ 親鳥に邪険にされる雛 5月下旬




空屋根FILMS#199 野鳥4K カワセミ 給餌されるもまだ息が合わない 5月下旬

なかなか給餌がうまくいかないが、単に息が合わないわけではなく、母親が足の指をけがしていて枝の上で自由に動けないという事情があるようだ。


間違えて、動画をDCI4Kでエンコードしてしまった。。






カワセミの巣、もうすぐ巣立つ頃の親の働きぶり

近所の池のカワセミ。もうすぐ巣立ちの頃合いだが、親鳥が巣に大きな魚を一生懸命運んでいる。




空屋根FILMS#195 スマホ野鳥 カワセミ 巣に餌を運ぶ 5月下旬



空屋根FILMS#196 野鳥4K カワセミ 巣に餌を運ぶ 5月下旬

2017年5月27日土曜日

空屋根FILMS#194 野鳥4K カルガモ 雛たちの受難 5月下旬

近所の田んぼ脇で、カルガモの雛が孵ったようだ。







用水路の溝の中に12羽のひながいた。親鳥はひょいっと田んぼに上がってしまうが、雛たちはどうやっても上に上がることはできない。ぴょんぴょん飛び跳ねて上に上がろうとするが、どうにも登れそうにない。逆側から回れば登れると思うのだけど、そんな回り道をするような認知地図はもっていないようだ。

親鳥もすっかり途方に暮れていた。



しかし木の上からカラスが虎視眈々と雛たちを狙っていて、ときどき降りてきてアタックを仕掛けていた。親鳥が必死で警戒音を立てているが、雛たちはわかっているのかわかっていないのか、マイペースのままだった。オープンな田んぼの上は危険を躱すすべがなさそうなので、しばらくはこのまま側溝に隠れていたほうが無難かもしれない。


ムクドリたちの5月

すぐ身近で繁殖していることにかけては、ムクドリも決してスズメに負けていない。




空屋根FILMS#191 スマホ野鳥 ムクドリ 通り沿いに営巣 5月中旬


そのうえ、ムクドリたちの巣はなんだか豪快だ。交通量の多い通りに面した駐車場の看板の穴の中に巣を作ったらしい。雛たちもずいぶん騒音がうるさいだろうが、ムクドリたち自身も騒がしい鳥なので、あまり気にしないのだろう。



空屋根FILMS#193 スマホ野鳥 ムクドリ 田んぼで水浴び 5月下旬

近所の田んぼに水が入った日、いろいろな鳥たちが集まってきていた。
ムクドリたちもたくさんやってきて、豪快に水浴びをしていた。

撮った後に気づいたが、鉄筋屋の移動式クレーンの隙間に巣を作っているようだ。



スズメたちの5月

スズメたちは、すぐ身近なところで繁殖している。


空屋根FILMS#190 スマホ野鳥 スズメ 電柱の巣、交尾、雛へ給餌 5月中旬

電柱があるごとにスズメの巣があるようだ。農地があるとその横の倉庫などでもスズメの巣があるようで、つがいが一生懸命餌をもって出入りしている。



空屋根FILMS#192 スマホ野鳥 スズメ 巣立ち雛へ給餌 5月下旬

近所の空き地で、巣立ったばかりらしいスズメの雛が、親から餌をもらっていた。行動がなかなか心もとなく、せっかくもらった餌をポトリと落としてしまったり、親がいる棒のところに飛ぼうとして高くて届かなかったり。。


空屋根FILMS#189 野鳥4K スズメ 公園の東屋でまったり休憩 5月中旬

この東屋の雨どいのところに巣があるようだが、近づきすぎたのか、撮影している時には決して巣に入らなかった。お邪魔してしまってすみませんと、ささっと退散した。



2017年5月24日水曜日

カイツブリの子育て、その5 5月下旬



空屋根FILMS#188 野鳥4K カイツブリ O池の巣 卵3個だった 5月下旬



ご近所のO池のカイツブリ、前回見たとき卵は1つだと思っていたら、今日別の角度から見たら卵は3つあった。

一番上の子はもうだいぶ大きくなっているが、まだまだ子どもを育てる気満々のようだ。


2017年5月22日月曜日

ご近所のカイツブリの子育て、その4 5月中旬

S池のカイツブリ親子



空屋根FILMS#184 スマホ野鳥 カイツブリ S池の巣 きょうだい雛の成長 5月中旬


10日くらいぶりに挨拶に行ったら、雛は3羽だけになっていた。でもこの3羽はもうほかの鳥に襲われないくらい大きくなっているから大丈夫だろう。もう大きくて親の背中には収まり切れないが、1羽が無理やり乗っていた。しかしほとんど隠れられていない。


空屋根FILMS#185 野鳥4K カイツブリ S池の巣 給餌してもらう 5月中旬

だいぶ大きな魚を給餌されていた。まだまだ雛たちの羽は短いが、潜る練習をしたり、元気に水面を走り回ったりと、順調に育っているようだ。

O池のカイツブリ


空屋根FILMS#186 野鳥4K カイツブリ O池の巣 雛1羽と卵1個 5月中旬

撮影では、ウシガエルの大合唱やホトトギスの叫び声やガビチョウのさえずりで大変な音になってしまった。

O池の巣のほうは、10日前と変わらず、雛は1羽だけ。卵はまた新たに生みなおしたものか1個だけ。ちょっと心配な感じだ。
雛も1羽だけで兄弟がいないからか、なんだか元気がなさそうに見えるのが気にかかる。


5月中旬のアシ原の野鳥たち



空屋根FILMS#182 野鳥4K コヨシキリ さえずり1 5月中旬



コヨシキリは切羽詰まっているというかせわしないというか一生懸命な感じがする。相手を探すのに必死なのはどの生き物も同じか。







空屋根FILMS#183 野鳥4K コヨシキリ さえずり2 5月中旬



餌を探している時間があるのかなというくらいずっとさえずっていた。


2017年5月20日土曜日

フクロウ 巣立ち雛 5月中旬

今年こそはフクロウの雛を見たいと、近所でかなり時間をかけて探したのだけども、大人のフクロウの鳴き声だけはたくさん聞けるのだけども、雛がどうしても見いだせない。

ここはしょうがないので、とりあえず確実性を重視して有名地のフクロウの巣立ち雛を一度見ておくことにしようと、遠路行ってきた。



数か所の候補のうち、一か所で何とか出会うことができた。

数日前に巣立ちした雛らしい。近くに親鳥はいなかった。

カメラマンが入れ替わり立ち代わり10名ほど。ほかに近所の人たちが見に来てたりした。



30分ほど撮影したが、大きなアクションがあるわけではないが、何時間見ても飽きなそうである。ほんの少しの動きがあるだけで、カシャカシャとアイドル並みの連射を受けていた。



悪い癖で、編集しようにもどの瞬間も捨てられない病がでて、結局撮影したものほとんど全部使って5つに分けた。





空屋根FILMS#177 野鳥4K フクロウ 巣立ち雛1 5月中旬



空屋根FILMS#178 野鳥4K フクロウ 巣立ち雛2 5月中旬




空屋根FILMS#179 野鳥4K フクロウ 巣立ち雛3 5月中旬


空屋根FILMS#180 野鳥4K フクロウ 巣立ち雛4 5月中旬


空屋根FILMS#181 野鳥4K フクロウ 巣立ち雛5 5月中旬

やはり、見ていて飽きない。

2017年5月15日月曜日

空屋根FILMS#176 野鳥HD キビタキ 食事 富士山麓 5月上旬

目的地に向かおうと歩いていると、キビタキがちょうどヤスデを捕まえたところに出くわした。







人間からみると、ヤスデはあまりおいしそうには見えないが、キビタキにとってはいいごちそうなのだろうか。小さい虫をちまちま食べるよりは食べがいがありそうではある。

ヤスデをビタンビタンと叩きつける行動は、鳥の基本的習性なのだろうか、カワセミが魚を叩きつける行動によく似ている。ただしヤスデはなかなか生命力がしぶとそうで、叩きつけられたくらいでは死にそうになく、結局生きたまま飲み込まれてしまったようだ。


大洞の水場 5月上旬 その2 コゲラとセンダイムシクイとコサメビタキとキビタキ

飽きもせず、凝りもせず、ゴールデンウィークに見に行った大洞の水場で出会った野鳥。



空屋根FILMS#174 野鳥4K コゲラ 一瞬水浴び 大洞の水場 5月上旬

コゲラはいつも必ず水場の周りでコツコツとやっているが、今まで一度も水場に降りたところに遭遇していなかった。この日は一瞬だけ水場に降りて、ささっと水浴びのようなことをしてすぐに上に戻っていった。



空屋根FILMS#175 野鳥4K センダイムシクイ さえずりと水浴び 大洞の水場 5月上旬

センダイムシクイは常連さんになっている。
なんとなく、センダイムシクイは単独で水浴びしているよりも、ほかの鳥がいるときに水浴びをしているような印象がある。警戒心が強くて、ほかの鳥が水浴びしていると安心して水浴びをするのかな、などと想像したみた。本当のところはどうかわからない。


空屋根FILMS#245 野鳥4K たぶんコサメビタキ 水浴び 大洞の水場 5月上旬

アップするのがずいぶん遅くなってしまったが、たぶんコサメビタキ。キビタキのメスとの識別に自信がないから、どうしようかなと保留していたが、まあ科学ブログではないのだし、間違っていたら間違っていたでいいかとアップすることに。
コサメビタキ、サメビタキ、キビタキメス、あとたぶんオオルリメスも、これらの区別は正直まったくつかない。この動画の個体はなんとなくアイリングがあるのとくちばしの根本に黄色味があるような気がするので、ということでコサメビタキと判断した。2羽目はキビタキのメスだと思うが、比較対象としてあえて残しておいた。

 
空屋根FILMS#246 野鳥4K キビタキ 水浴び 大洞の水場 5月上旬

最後、キビタキの水浴びは、キビタキの個体数が多くて大量に水浴びにやってきて動画が膨大な量になってしまい縮めるのがおっくうになってしまったことと、メスの識別に自信が持てないことから、しばらく編集を放置していたもの。
ハードディスクを入れ替えるので、この機会にアップしておかないとそのまま忘れ去られるなということで、重い腰を上げてようやく編集したが、結局縮めることは放棄して長時間になってしまった。

この日は夕方になって多くの個体がやってきて、一度に4羽とか一緒に水浴びをしていた。

2017年5月13日土曜日

大洞の水場 5月上旬 その1 クロツグミとアカハラ

飽きもせず、凝りもせず、ゴールデンウィーク中にも大洞の水場に行ってみた。





空屋根FILMS#172 野鳥4K クロツグミ 水浴び 大洞の水場 5月上旬



近くでさえずりは聞こえるが、なかなか降りてこないクロツグミ。

何度も水場の周りに偵察に来るが、暗くならないと降りてこない。



この日はオスが2羽いた。足輪のないクロツグミと足輪のあるクロツグミがいて、足輪のないクロツグミは足輪のあるクロツグミに追われて水浴びせずに去っていった。
足輪のあるほうのクロツグミは何度も降りてきて水浴びをしていた。
メスのクロツグミもやってきたが、メスのほうは水浴びはせず、水を飲んだだけで飛び去って行ってしまった。

足輪のあるクロツグミが去ってしばらく間をおいて、足輪のないクロツグミが戻ってきて、ささっと水浴びしていった。

たぶん足輪のあるクロツグミとメスがつがいとなっていて、足輪のないクロツグミが追い払われたのは、水場から追い払われたというよりもメスに近づかせないように追い払われたのではないか、と想像してみたがどうだろう。


空屋根FILMS#173 野鳥4K アカハラ 水浴び 大洞の水場 5月上旬

クロツグミのメスが来た時と同時に、アカハラも水浴びに来た。
ここでアカハラには初遭遇だった。どこかでアカハラのさえずりを撮れないかなと思って探していたが、さえずっているところは撮れなかったが、さえずりではなく水浴びとはいえ、アカハラも撮ることができたのはうれしい。

アカハラは冬に街の公園などで見かける姿よりも、なんだか凛々しく見えた。この時期メスに見られている緊張感、メスにアピールするぞという心意気があると、自然と凛々しくなるものなのかもしれない。

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GH5に慣れようと、GH5で撮影してみた。
どうもまだGH5の勘所がわからず、一番いい画質が出せていないような気がする。10bit V-LogLで撮影してみたが、高輝度側のほうがクリップされてしまうという問題を知らずに撮影して若干失敗した。URSA miniの時よりも若干暗めに撮影しておいたほうが後で調整しやすいのかもしれない。panasonicの純正のLUTはあるが、あまりにも色がビデオビデオしすぎていて好きではない。いいLUTを探すか、LUTなしで調整するのがよいのか、この辺も落ち着くまでまだまだ時間がかかりそうだ。

またGH5そのものというよりも、機種が変わったことで三脚や雲台などの調整がまた一から必要だ。マニュアルフォーカスで扱うためにフォローフォーカスつけたり、照準器つけたりして、そうするとまた雲台につけるのが難しかったり調整が微妙だったりと、カメラをうまく取り廻すことができていない。

富士山麓 5月上旬にみた野鳥6 コムクドリ

ゴールデンウィークに富士山周辺をうろついたときに見た野鳥。

広原の端の松林に、コムクドリの群れがいた。


空屋根FILMS#170 野鳥4K コムクドリ 早朝から巣穴をめぐる争い 富士山麓 5月上旬

群れも解体して、それぞれがつがいを形成している時期のようで、自分たちの巣穴を決めるために争っていた。

この巣穴は人気が高いようで、たくさんのコムクドリが偵察に来ていたが、中でも二組の夫婦がここを強く狙っているようで、激しく争っていた。

いい場所に止まり木があるし、ちょうど穴が前傾していて雨が吹き込みにくくなっているし、いい物件なのだろうと思う。



空屋根FILMS#171 野鳥HD コムクドリ 飛翔スローモーション 5月上旬

FHDの120pで撮影した分をスローモーションにしてみた。

鳥の飛んでいる姿はほんとうに美しい。ちゃんと訓練して、飛んでいる姿をずっと追えるようになりたいものだ。自分の反射神経の鈍さに笑ってしまうが、まあ鳥の飛んでいるところを撮るのに必要なのは反射神経ではなくて、動きを予測する経験値だろうということで、経験値がたまるまで気長になんども撮ることにしようと思う。


富士山麓 5月上旬に見た野鳥たち5 山中湖畔のオオヨシキリ

ゴールデンウィークに富士山周辺をうろついて見た野鳥。

山中湖畔のオオヨシキリ。





空屋根FILMS#169 野鳥4K オオヨシキリ さえずり 山中湖畔 5月上旬



車で湖畔を走行中、大きな声で鳴いているオオヨシキリの声を聴いた。車の窓を閉めていても聞こえるくらいの大きな声で鳴いていた。



撮影していると、すぐ目の前で鳴いているのにそれが鳥の声には聞こえないらしく、「蛙ですか?」と質問された。「オオヨシキリです」と教えてあげた。質問した人は日本語のうまい外国人だったが、オオヨシキリという発音が相当難しく聞き取りづらいらしく、なかなか正確に伝わらなかった。確かに日本人でも発音難しいなと思う。



コヨシキリも富士山周辺のどこかにいるかなと気を付けて探したけれど、コヨシキリは見つけることができなかった。


富士山麓 5月上旬に見た野鳥たち4 ノビタキ

ゴールデンウィークにうろついた富士山周辺で見た野鳥。

北富士演習場ではノビタキがたくさん入っていた。



空屋根FILMS#165 野鳥4K ノビタキ さえずり 富士山麓 5月上旬

ノビタキのさえずりは派手ではないが、それがまた素朴な味わいがあってよいと思う。姿も派手さがなく、絣の着流しのようなさりげなさがよい。



空屋根FILMS#166 野鳥4K ノビタキ メスは巣材集めて巣作りに忙しい 富士山麓 5月上旬

ノビタキの印象は古風だ。
オスは朴訥な野武士の風格があるし、メスはたおやかな優しさがある。オスとメスの関係もお互いに節度があってそれでいたそれぞれが支えあってるようなつつましくも暖かい家庭のにおいがする。


空屋根FILMS#167 野鳥4K ノビタキ 餌を求めて飛び回る 富士山麓 5月上旬

カメラで撮らずに見ているときには気が付かないが、ノビタキが止まっているところを撮影していると、ノビタキの周りにたくさん虫が飛んでいることに気づく。地面にいる虫を見つけて飛ぶこともあるが、空中に飛んでいる虫をさっと飛んで捕まえるのも、半々くらいか。急に飛ぶ向きを変えるので、カメラで追いかけるのは困難で、結局飛び出ししか撮影できない。


空屋根FILMS#168 野鳥4K ノビタキ 朝日を浴びて求愛 富士山麓 5月上旬

オスは朴訥だが、メスの前にでるとはしゃいで舞い上がったような姿を見せるのもまた素朴でいいと思う。

富士山麓 5月上旬にみた景色

ゴールデンウィークに富士山の周辺に鳥を撮りに出かけた。

せっかく富士山が見えるのに富士山を撮らないのもな~ということで、富士山も撮影した。





空屋根FILMS#163 風景4K 富士山麓 5月上旬1




空屋根FILMS#164 風景4K 富士山にかかる笠雲 5月上旬

富士山は、いつみても絵になる美しさなのだけど、その美しさは単純で雄大なところからきているのかなと思うので、映像にとろうとするとどう撮ればいいものか、難しい。そのうちいいアイデアも出るかもしれないと、今はまあ記録としてとりあえず撮っておくことにした。

富士山麓 5月上旬にみた野鳥たち3 森の中

ゴールデンウィークにうろついた富士山周辺で見た野鳥。



森の中にコルリやコマドリを探したが、なかなか難しかった。





空屋根FILMS#159 野鳥HD コマドリ 富士山麓 5月上旬



道路わきで、2羽のコマドリが鳴いているのを聞きつけて、車を止めて探してみた。

ようやく1羽だけ見つけることができた。もう一羽近くにいたのだと思うが、見つけられなかった。



空屋根FILMS#161 野鳥4K キバシリ 採食中 富士山麓 5月上旬


カラたちの混群に交じって、キバシリが採食していた。









富士山麓 5月上旬にみた野鳥たち2 シングル

ゴールデンウィークにうろついた富士山周辺でみた野鳥。
こちらは特につがいというわけでなく、ピンで見かけた鳥たち。





空屋根FILMS#157 野鳥HD ヒバリ さえずり 富士山麓 5月上旬



今年は野焼きが雨で一週間遅れて、北富士演習場はまだ煤けていたが、ヒバリたちはたくさん飛び回っていた。まだ巣作りをするには叢がないようだが、どうするのだろうか。



空屋根FILMS#158 野鳥HD キジ 富士山麓 5月上旬


演習場では、キジの声をよく聞いたが、そういえばメスの姿は見なかった。


空屋根FILMS#160 野鳥4K チュウヒ 富士山麓 5月上旬


チュウヒは冬鳥でもういないだろうと思っていたので、はじめはチュウヒではなくてノスリだろうと思っていた。なんだノスリかと思って何度か飛んでいるのを見ても無視して撮影しなかったかもしれない。


空屋根FILMS#162 野鳥HD アカゲラ 富士山麓 5月上旬

広い広原の中に焼け残った木の間を、アカゲラが一本一本丁寧に見て回っていた。




富士山麓 5月上旬にみた野鳥たち1 つがいたち

ゴールデンウィークに富士山周辺をうろついたときの動画をようやくまとめる時間ができたので、まとめた。



無駄にたくさん撮ってしまったので、いくつかに分けて投稿することにする。



まずは、つがいシリーズ。





空屋根FILMS#154 野鳥HD トビ つがい 富士山麓 5月上旬



トビの夫婦がまだ薄暗いうちから寄り添ってひそひそ話をしているようだった。そのあとはそれぞれに分かれて餌を撮ったり、巣材を集めたりしていた。



空屋根FILMS#155 野鳥HD モズ アタック成功?失敗? 富士山麓 5月上旬

モズもすでにつがいになっているらしく、モズのオスがしきりとメスに甘い言葉をささやいているように見えた。メスもまんざらではないようすだった。



空屋根FILMS#156 野鳥HD キジバト アタック失敗 富士山麓 5月上旬

一方、キジバトはどうもうまくいかなかったようだ。オスが押しが強く迫っていたが、メスはあからさまに嫌がっていた。こんなアプローチをする人間のオスをよく夜の街で見るような気がする。こういうオスは振られても気にせず、またすぐに別のメスにアタックするのだろう。





試し撮り GH5 + Panasonic Leica DG VARIO-ELMAR 100-400mm 5月上旬

GH5をURSA mini 4.6Kのサブ機として使えるか、URSA miniの弱点を補えるものかどうか、いろいろテストしてみたい。


まずは、URSA miniの不得意な薄暗い環境でどうか試してみた。


試し撮り GH5+PanaLeica100 400 高感度ISO3200 12800 キビタキ5月上旬


自分の結論としては、使えるのはISO3200まで。URSA miniは基本ISO800で、ISO1600は使いたくないレベルなので、ISOで2段分は暗いところまで補える。あとURSA miniだと光量が足りない時に格子状のノイズが気になるので、薄暗いと使いにくいが、そのようなパターン化されたノイズはないので、薄暗い時にはGH5に切り替えるというのはいいかなと思う。最悪、ISO6400までは証拠写真として使えそうだし。

高感度の試験とは関係ないが、Panasonicの純正のLUT:VLog_to_V709はあまり好みではない。彩度が高く出すぎるような気がするし、彩度を落としても鮮やかでなくなるだけで色の濃さが残ってしまうような気がする。URSA miniとGH5で共通に使えるようなLUTを探さないとだめだ。

次にテレ端の描写が甘いという評価について気にしていくつか撮ってみたもの。


試し撮り GH5+PanaLeica100 400 テレ端近距離 ヒヨドリ5月上旬

テレ端でも近距離だとかなりシャープに写るような気がする。GH5のローパスレスの効果でさらにシャープなのだと思うけど、モアレが出てしまう。鳥の羽を写す時には要注意だ。

次に逆光とテレ端の遠距離の場合。


試し撮り GH5+PanaLeica100 400 夕景 湖畔5月上旬

あまりはっきり逆光にしなかったので、これでは「逆光に弱い」かどうかわからない実験になってしまった。今度、もっと日が高いときに、ド逆光から少しずつずらして実験しなおしだ。

人物が大きめになるところはテレ端で確かF11くらいまで絞っている。F11まで絞っても、近距離の時と比べてだいぶシャープさが落ちているように思える。だけど自分的には気になるほどではない。解放だとまた違うのかもしれないので、こちらも実験しなおしだ。

LUTに何を使うか(使わないか)だが、自分としては、URSA miniでいつも使っているURSA mini用の709LUTが一番しっくりくるようだ。いつもそれで使っているからだろうか。これだとURSA miniで撮った時ともそれなりにマッチングできそうな気がする。GH5用に作られたLUTではないので、厳密にいうといろいろ破たんが出てくるのだろうけれど、とりあえず、気にせずこれを使うことにする。


アマチュアでは、試し撮りも本番もない(というか本番という概念がない)のだけれど、まあ厳密に実験してみてもその結果によって機材を買い替えたりするわけでもなし、まあ、ある程度特徴をつかんだらその特徴を承知したうえで使い倒すしかないわけで、評価を気にして試しとかしている前に、気にせずバンバン撮影に持ち出そうと思う。

携帯性、持ち出しやすさという意味では、GH5+PanaLeica100-400なら、ほぼ毎回持ち出すことができそうだ。
自分の撮り方としては、まず初めに適当にうろついて撮りたいなというものが見つかったらしつこく通うというスタイルなので、何があるかいるかわからない最初の時は機動性重視でGH5だけ、これを撮ろうと決まったらURSA miniを持ち出すという方針にしようと思う。

2017年5月9日火曜日

ご近所のカイツブリの子育て、その3 5月上旬

久しぶりに近所の池のカイツブリの2組の夫婦の様子を見に行ってみた。


空屋根FILMS#152 野鳥4K カイツブリ S池の巣 1羽孵っていた 5月上旬

S池のほうは、まだ1羽だけしか孵っておらず、残りの卵を夫婦が交代で温めていた。



空屋根FILMS#153 野鳥4K カイツブリ O池の巣 4羽背中に背負っていた 5月上旬

O池のほうは、巣が無くなっていてギクっとしたが、親鳥の背中に1羽が頭を出しているのが見えてホッとした。しばらく様子を見ていると、1羽だけではなくて4羽の雛が親鳥の羽の下から出てきた。親鳥の背中に登っては振り落とされ、登っては振り落とされ、朝日の中で戯れる様子は、コカ・コーラか何かの宣伝のような爽やかさがあった。

昨日来た人の話によると、昨日までは巣があったようだ。卵はあと1つあったはずだが、詳しい方の話では、雛が多すぎると育てきれないから間引いて巣も自分たちで壊してしまったのではないかということだった。今日は池にやたらと小さなゴミが浮いていたので、もしくは昨晩風が強くて巣が壊れてしまったのかもしれない。

この池ではカワセミも縄張りにしているし、この池の大きさだと、4羽でも育てるのは大変かもしれない。この池の周辺はカラスも多く、カラスの巣も多い。カラスに襲われない大きさに早く雛たちが育ってほしい。

空屋根FILMS#151 野鳥4K カワセミ 雛が孵ったようだ 5月上旬





前回見た時、カワセミが巣の中で卵を産んだかな~という感じだった。20日後の今日、久しぶりに観察すると、何度か小さめの魚を咥えて巣穴の中へ運んでいた。どうやら巣の中で無事に雛たちが孵ったようだ。

まだ数が少ないのか成長していないのか、忙しく頻繁に運び入れる感じではなく、時々持っていくという程度だった。まだ孵ったばかりとみた。

このまま順調にいけば、5月下旬の週末あたりが巣立ちだろうか。



この観察をしているとき、足元でカサカサと音がするので池の土手の草むらを見ると、蛇がスーっと移動していった。

ヘビやイタチにやられることなく、カワセミの雛たちがなんとか無事に巣立ってくれますように。


2017年5月5日金曜日

富士山麓の広原 4月下旬の連休

4月下旬の最後の連休、富士山麓を徘徊したので、その時の記録。


空屋根FILMS#146 野鳥4K オオジシギ 鳴き声 富士山麓 4月下旬

オオジシギの存在はまったく意識していなかったら、いきなり特徴的な鳴き声とディスプレイの爆音で、これは面白い野鳥だといっぺんでファンになってしまった。
しかしディスプレイをうまく撮れなかったので、ちゃんとあのダイナミックなディスプレイをとるぞと、いざ探してみるとなかなか見つからなくなった。ということで宿題が増えた。


 
空屋根FILMS#147 野鳥4K ノビタキ つがい早朝 富士山麓 4月下旬

ノビタキたちはたくさん入っていて、ほとんどがつがいで行動していたようだ。巣材集めをして土壁の隙間にしきりと運んでいた。



空屋根FILMS#148 野鳥4K アオジ さえずり 富士山麓 4月下旬

アオジはたくさんいて、あちこちでさえずっていた。


空屋根FILMS#149 野鳥4K コムクドリ つがい 富士山麓 4月下旬

コムクドリは、群れで行動しているグループとつがいで行動しているペアといろいろだった。私が見ていたこのコムクドリのオスは、どうやら電柱の上の穴を子育ての我が家と決めたようだ。
鳥たちの巣の場所選びは、こちらから見ると、そこでいいの?と質問したくなるような場所を選んでしまうことがままあるように思う。これはこれでサンタクロースみたいで面白いが。



空屋根FILMS#150 野鳥4K 寄せ集め 富士山麓 4月下旬

そのほか、撮影した鳥たち。
カラスは猛禽類にしつこくモビングを繰り返して嫌な奴という感じもするが、見方を変えれば、カラスよりも小さい者たちをタカ類から身を挺して守っている正義の味方と言えないこともないのかもしれない。とはいえ集団でモビングする姿はチンピラ風のいじめに見えていただけない。

2017年5月2日火曜日

富士山麓のコルリ 4月下旬

ゴールデンウィークの前半戦、コマドリとコルリを探して富士山麓をウロウロした。

コルリの鳴き声は何か所かで聞くことができたが、なかなか目にすることはできなかった。丸1日ウロウロに費やして、ようやく見れた(撮れた)のは2個体だけだった。




空屋根FILMS#144 野鳥4K コルリ 中間層の高さの枝でさえずり1 富士山麓 4月下旬

朝一番にさえずっていたコルリ。

林床のササ藪はシカの食害か何かほとんど枯れてしまって隠れるところはない。木々もまだ芽吹いてる段階で葉は広がっておらず、見通しは良い。なのにすぐ近くで鳴いているのに全然見つからない。コルリのさえずりが近づいてきたりまた遠ざかって行ったり、何度も繰り返してようやく、1時間くらい粘って枝の中間層にとまっているのを見つけることができた。

藪の中にいるイメージが強くて下ばかり気にしていたのだろうか。枝先だと目につきやすいけど、中間層でわりと太めの枝のところにいるのが見つけにくいのだろうか。背中は空の青に溶け込んでしまうブルーだし、おなかは白くて木の肌色を反射して同化して見えるし、とにかく見つけにくい。

でもまあなんとか姿を見せてくれて感謝。

 
空屋根FILMS#145 野鳥4K コルリ 中間層の高さの枝でさえずり2 富士山麓 4月下旬

駐車場のすぐ脇で鳴き声は聞いていたのだけど、車の音がうるさいからなあと敬遠していたが、他を探してもいないので、午後は戻って駐車場わきの個体を探すことにした。
こちらはさらに林に遮蔽物が多く、声はするけどな~と探すこと数時間、、ようやくまた中間層くらいの高さの枝でさえずっているのを見つけた。暗くて撮れなくなる前に2度ほど、遊歩道から見える位置の枝にとまってくれた。1度だけ藪から飛び出して遊歩道よ横切って行ったが青いすい星のごとく一瞬の出来事で反応する時間なし。結局、下から見上げるコルリのお腹は白いなあという印象が強く焼き付く撮影となった。

コルリの声を聴きながら、コルリの配色は晴れた空の色使いだなと考えながら出現を気長に待っていた。青い空に白い雲が浮かんでいる、その配色を鳥にデザインすると、コルリの姿になるのではないか。

空屋根FILMS#143 野鳥4K コマドリ 高い枝の上でさえずり 富士山麓 4月下旬

ゴールデンウィークの前半戦、富士山麓でコマドリとコルリを探してみた。

車で走っているときにはコルリかコマドリの声を何度か聞いたが、いざ車を降りて探してみるとなかなか見つからない。

去年コマドリがいたところに行ってみても気配がない。

歩き回ったり、車で移動したりでうろうろして、コマドリはようやく1羽だけ見つかった。




鳴き声はするけれども遊歩道(登山道?)から遠いところで鳴くばかりで、なかなか姿を見せてはくれない。

鳴き声を聞いて1時間くらい粘り、ようやく高い枝の上で鳴いているのを見つけた。一瞬だけ目の前の苔むした林床に降りてきたが、じっくりとまってくれることはなく、奔馬のごとく駆け抜けていった。

撮れたのは一瞬だったが、鳴き声はたっぷり堪能させてもらったからよしとしよう。